エアコンクリーニング業者に関するトラブル|保証内容や適切な対処法

「エアコンクリーニング業者ではどのようなトラブルが起きる可能性がある?」「故障した場合の対処法は?」とお困りではありませんか?

どれだけ丁寧に作業していても、エアコンの不具合が起きたり部品が破損したりする可能性はあります。異変に気付いたら速やかに業者へ連絡しましょう。賠償責任保険に加入している業者であれば、適切に対応してくれます。

ただし悪質業者の場合は不誠実な対応をされる恐れがあるため、十分な注意が必要です。

この記事では、エアコンクリーニング業者で起こりうるトラブルや、故障・破損した場合の保証について解説します。実際にどう行動すべきかにも触れているため、ぜひ最後までご覧ください。

目次

エアコンクリーニング業者で起こりうるトラブル

頭を抱える女性

エアコンは、もともと分解されることを想定して製造されていません。エアコンクリーニング業者がどれだけ丁寧に作業しても、常に故障や不具合のリスクはつきまといます。

起こりうるトラブルとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 水漏れ
  • 部品の破損・紛失
  • エアコンの故障
  • 効きが悪くなった
  • エアコン付近の家電が汚れた、もしくは傷が付いた

悪質な業者の場合は手抜き作業をされたり、作業後に連絡がつかなくなったりすることも考えられるでしょう。

株式会社PLAN-Bが運営している「エラベル」の「エアコンクリーニングのトラブル・悪評まとめ!被害に遭った50名に実際のトラブルを聞きました!」では、実際にトラブルに遭った方の声が掲載されています。

悪質な業者ばかりではないものの、これらのトラブルが起こる可能性はゼロではないということを理解しておいてください。

エアコンクリーニングで故障・破損したら補償してもらえる?

天秤と札束

エアコンクリーニングでトラブルが発生したときは、一部の場合を除いて補償されます。

賠償責任保険に加入していれば基本的に対応してもらえる

賠償責任保険に加入している業者であれば、エアコンクリーニングによる故障・破損などは基本的に対応してもらえます。

中には加入していない業者もあるため、依頼前の確認は必須です。補償してもらえるかどうかは「賠償責任保険に加入している業者」であることが大前提となります。

業者側の過失だと考えられるトラブルが起こった場合は、以下のいずれかの対応になるのが一般的です。

  • エアコンの修理
  • 部品の交換
  • クリーニング料の返金
  • 再作業

ただし細かい対応方法や保証内容は業者によって異なります。無償で新しいエアコンに買い替えてもらえるケースはほとんどありません。

当社(デグース)では三井住友海上火災保険に加入しているため、万が一の場合は誠心誠意を持って対応いたします。そのほか気になる点がございましたら「お問い合わせページ」よりお気軽にご相談ください。

保証期間やエアコンの使用年数によって補償されない可能性がある

基本的には賠償責任保険に加入していれば対応してもらえるものの、2つの状況下では補償されない可能性があります。

保証期間を過ぎている場合

保証期間は業者によって異なるものの、ほとんどの場合は作業終了後から3日以内、長くても1週間以内に設定されています。その期間を過ぎるとエアコンクリーニングが原因だと考えにくいため、故障していても補償されない可能性が高くなります。

作業後しばらく経ってから不具合が出るケースも0%ではありません。しかしクリーニングが直接的な原因ならば、早めに異変が出るはずです。

3日もしくは1週間以上経ってからのトラブルは100%エアコンクリーニングが原因とは言い切れないため、補償を受けるのは難しいでしょう。

製造から10年以上経っているエアコンの場合

製造から10年以上経っているエアコンは、基本的に補償対象外です。

エアコンには「設計上の標準使用期間」が定められています。製造年から安全に使える標準的な期間を指し、エアコンの場合は10年と設定しているメーカーがほとんどです。そしてエアコンの補修用性能部品の保有期間は、製造終了後9年もしくは10年と設定されています。

そのため10年以上経過していると故障や破損が起きやすく、修理に必要な部品もない可能性があります。可能な範囲で対応してくれる業者もありますが、古いエアコンは補償の対象外と捉えておきましょう。

多くの業者では、年数が古いエアコンに対して以下のどちらかの対応を取っています。

  • 製造から◯年経っている古いエアコンの洗浄はお断りしている(年数は業者によって異なる)
  • 万が一トラブルが発生しても補償できないことをご了承いただける場合のみ、洗浄を行う

エアコンのトラブルに気付いたらどうしたらいい?

はてなマークを浮かべる男女

それでは、実際にエアコンの故障や破損、不具合に気付いたときの対処法についてお伝えします。

エアコンクリーニングが原因で起こった問題かを確認する

最初に以下の項目を確認して、現在起こっているトラブルがエアコンクリーニングによって起こっているのかを調べましょう。

  • エアコン本体の電源が抜けていないか
  • ブレーカーが落ちていないか
  • リモコンの電池が切れていないか

これらに問題がなく、ほかに原因だと考えられるものもない場合はエアコンクリーニングによるトラブルだと考えられます。

保証期間内であればすぐに業者へ連絡する

保証期間内であることを確認したうえで、すぐに業者へ連絡しましょう。期間内であればエアコンクリーニング料の返金や修理費用の負担など、適切な対応をしてもらえます。

ただし先ほどもお伝えした通り、一般的な保証期間は3日ほどで最長でも1週間です。保証期間を過ぎていた場合は故障していても補償されないことがほとんどなので、異変に気付いたら速やかに業者へ連絡してください。

エアコンクリーニング業者とのトラブルを避けるには

女性にエアコンの説明をする男性

エアコンクリーニング業者とのトラブルを少しでも避けたいなら、以下の3点を覚えておきましょう。トラブルが起きたときに素早く対応するためにも必要な行動です。

作業前後の状態を確認する

作業前後でエアコンの状態を確認しておくと、故障や破損が起きたときにクリーニングが原因で発生したものかを判別できます。

目で見て覚えるのももちろん良いですが、心配な方は写真や動画として残すのがおすすめです。業者から「最初からこの状態でした」といわれても、事前に残した記録を証拠として提示できます。作業前にスタッフとエアコンの状態を見るのも良いでしょう。

自分が異変に気付いたときに「破損している部分があるけれど、元からだったのかな?」と悩むこともなくなります。

どこまで保証されるのか調べておく

事前に保証の範囲や金額、保証期間などを調べておくのが大切です。賠償責任保険に加入していたとしても、業者によって「〇〇の場合は保証対象外」「保証期間は14日以内」など細かい内容が異なる可能性があります。

ホームページに保証内容を記載している業者の場合は、その内容をよく読みましょう。記載していない、もしくは分からない場合は問い合わせたときに聞いておくと安心です。

クリーニング作業中は立ち会う

なるべくクリーニング作業中は立ち会う、もしくはクリーニング作業が見える範囲の場所にいることを心がけましょう。問題が発生したときはすぐに対応でき、エアコンクリーニングに関して気になることがあってもスタッフへ聞けます。

とくに大事なものや絶対に汚したくないものは、カバーをかけるか別の部屋へ移動しておくと安心です。クリーニング作業時はエアコン周辺が汚れないよう丁寧に養生しますが、それでも床や家具が汚れたり傷付いたりする可能性はあります。

作業後に補償してくれたとしても、自分にとって大切なものを傷付けられた悲しみや不快感は残るかと思います。

必須ではないものの、トラブルを回避するうえでは大切な要素です。

メーカーにエアコンクリーニングを依頼するのも選択肢の一つ

業者への依頼に悩んでいる方は、メーカーへ依頼するのも一つの方法です。

ダイキンやパナソニック、シャープなど一部のメーカーではエアコンクリーニングを受け付けています。エアコンを商品として販売している側であるため、内部の構造や製品の特徴を把握している可能性が高いのがメリットです。エアコンに関するさまざまな点も相談できる分、安心感があるといえます。

ただしメーカーのクリーニング料金は少し高めに設定されています。安さを重視したい方はエアコンクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。

「メーカーに依頼したから100%トラブルが起きない」ということではありません。人間が作業する以上、故障や破損のリスクはつきまといます。あくまで選択肢の一つとして捉えておきましょう。

悪質な業者に引っかからないために!良い業者の選び方

エアコンカバーを触る男性

悪質な業者に引っかからないためには作業料金の安さだけで選ばず、さまざまな要素を総合的に判断したうえで依頼するのが重要です。判断材料としては以下のようなものが挙げられます。

  • 賠償責任保険に加入しているか
  • 適切な価格設定か
  • 電話やメールの対応は丁寧か
  • 会社情報や連絡先が公開されているか
  • 口コミが良いか

とくに「作業料金の安さ」や「作業時間の短さ」を売りにしている業者は要注意です。手抜き作業をしていたりサービスの品質が良くなかったりする恐れがあります。

作業後にトラブルへと発展する可能性があることを考えると、時間をかけて信頼性の高い業者を探すほうが良いでしょう。

依頼する際は賠償責任保険に加入している業者かチェックしよう

ビックリマーク

業者へ依頼するときは、万が一の場合に備えて賠償責任保険に加入しているかをチェックしましょう。加入している業者であれば、トラブルが発生しても修理対応やエアコンクリーニング料の返金などの対応をしてもらえます。

また、自分でできるエアコン掃除は外から見える範囲のみです。内部まで無理に掃除すると故障の原因になるため、熱交換器(フィン)やファンの洗浄は業者へ依頼することをおすすめします。

当社では1台1台丁寧にエアコンクリーニングを行っております。賠償責任保険にも加入しているため、万が一のトラブルが起きた際もご安心ください。ご不明な点に関しては「お問い合わせページ」からご相談いただければと思います。

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