エアコンが効かない5つの原因|状態を改善して暑い夏を乗り切ろう

「エアコンが効かない。何が原因なの?」「全然涼しくならない」とお困りではありませんか?

エアコンの効きが悪い原因は、ホコリがたまっていたりエアコンの能力と部屋の広さが合っていなかったりとさまざまです。エアコンの状態や住環境を見直し、適切に対処しましょう。

エアコンクリーニングや修理が必要な場合もあります。

この記事では、エアコンが効かない原因とその解決法を紹介しています。修理すべきか買い替えるべきかについても説明しているため、エアコンの不具合に悩まされている方はぜひご覧ください。

目次

エアコンが効かない原因5つ|それぞれの解決法も一緒に紹介

汗を拭う女性

エアコンが効かない原因は、大きく分けて5つあります。それぞれの見出しでは問題の解決法も一緒に紹介しているため、エアコンの状況に合わせて対処しましょう。

状態が改善しない場合は、メーカーもしくは専門業者に点検・修理を依頼してください。

ホコリや汚れがたまっている

エアコンは、室内の空気を吸い込んで温度を変化させたあと再び放出しています。そのまま放置しているとホコリや汚れがたまって空気を吸い込みにくくなり、エアコンの効きが悪くなってしまうのです。エアコン内部の熱交換器(フィン)が汚れていると空気が十分に冷やされず、冷たい風が出ないこともあるでしょう。

室外機に汚れが詰まっているときも、うまく放熱できずにエアコンの効きが悪くなってしまう場合があります。

【解決法】
フィルター掃除をしてホコリを除去しましょう。それでも改善されないときはエアコンクリーニングを依頼してください
室外機も同じように自分でできる範囲で掃除し、解決しないときは室外機洗浄を依頼します

冷媒ガスが漏れている

「エアコンが効かない」「涼しくならない」と感じる原因として意外に多いのが、冷媒ガスの漏れです。

冷媒ガスとは、室内機と室外機の間で熱を運ぶ役割を果たしているものです。以下のような出来事が起きたときは冷媒ガスが不足し、温度調節がうまくいかなくなる場合があります。

  • エアコン取り付け工事のミス(新品でも工事のミスで冷媒ガスが漏れることはあります)
  • 経年劣化による配管の腐食
  • 室外機を無理に移動させた際に起きた配管の損傷

冷媒ガスの漏れが原因か知りたいときは、冷房を15分以上かけてみましょう。室内機の熱交換器、もしくは室外機から出ている細い配管に霜が付いている場合は、冷媒ガスが漏れている可能性が高いです。

【解決法】
各メーカーや専門業者へ、冷媒ガスの補充または配管の修理を依頼してください。保証期間内であれば無料で対応してもらえる場合があります

室外機が放熱できていない

室外機周辺に植木鉢やバケツなどの障害物を置いていると、部屋内から奪った熱を完全に放出できずに冷房の効きが悪くなってしまうことがあります。

そもそも室外機は冷房のとき、部屋から取り込んだ暖かい空気の熱を奪って室外へと排出しています。室外機から暖かい空気が出ているのは、その働きによるものです。

また直射日光が当たっている場合も、室外機本体の温度が上がって熱がこもりやすくなります。

【解決法】
室外機周辺に置いているものは別の場所へと移動させて、空気の通り道を作りましょう
直射日光が当たっている場合は、すだれや日除けカバーなどを使って日陰を作るのがおすすめです。このとき、室外機の吹き出し口を覆わないよう注意してください

リモコンの設定を間違えている

除湿や省エネモードになっていないか、設定温度が高すぎないかを確認しましょう。小さいお子さんやペットのいるご家庭の場合は、いつの間にかリモコンを操作していて運転モードが切り替わっているかもしれません。

ぬるい風しか出ないのなら、室温がすでに設定温度へ達している可能性もあります。エアコンは室温が設定温度に達すると、運転を一時停止したり冷風を止めたりする場合があるからです。

【解決法】
リモコンの設定が冷房になっていることを確認し、問題なければ設定温度を下げてみてください

エアコンが故障している

「エアコンを掃除しても部屋が冷えない」「吹き出し口から風が出てこない」「運転ランプが点滅している」などの場合は、エアコンが故障しているかもしれません。

運転中、エアコンの運転ランプは常に点灯していますが、不具合や異常を検知した場合は点滅して知らせてくれます(タイマーランプが点滅する機種もあります)。

どのランプが点滅しているか、何回点滅しているかによって示す意味は異なるため、取扱説明書をよく読みましょう。

【解決法】
取扱説明書を見てエアコンの不具合・異常だと発覚した、もしくはこれまでに紹介した方法で解決しない場合は点検・修理を依頼してください

住環境が影響してエアコンが効かなくなっている場合もある

リビングに設置されているエアコン

中にはエアコン自体の原因ではなく、住環境が影響して冷房が効かなくなっている場合もあります。

エアコンの能力と部屋の広さが見合っていない

エアコンにはそれぞれ適用畳数が設定されています。部屋の広さに適した能力のエアコンを設置していないと、部屋全体を十分に冷やすのは難しいでしょう。

引っ越しをして、以前使っていたエアコンをそのまま設置した場合に起こりやすい問題です。

同じ畳数の部屋であったとしても、木造住宅のほうが鉄筋住宅よりも適用畳数が小さくなります。気密性が下がり、空気が外へ逃げやすくなるからです。例えばエアコンの冷房の適用畳数が「11~17畳」の場合、木造住宅では11畳まで、鉄筋住宅では17畳までという意味になります。

【解決法】
1番の解決法は、部屋の広さに見合った能力を持つエアコンへ買い替えることです。現在のままだとエアコンの効きを十分に感じづらく、無駄な電気代がかかる可能性があります
初期費用はかかってしまうものの、長い目で見ると買い替えたほうがお得です

部屋内の温度が下がりにくくなっている

部屋内に直射日光が入りやすかったり屋上階であったりする場合は、熱が入り込みやすいため温度が下がりにくくなります。

パソコンのような熱を発するものを多数使用しているときも、エアコンの効きの悪さを感じる傾向があります。

【解決法】
遮光カーテンやグリーンカーテン、ブラインドなどを導入しましょう。日光を遮れば冷房機能を感じやすくなります

ぬるい風しか出ないときはリセットも有効

エアコン

ぬるい風しか出ないときは、エアコンをリセットすると改善する場合があります。電源を抜き挿しするだけなので、不具合が生じたときは試してみましょう。

一般的なリセット方法は以下の通りです。メーカーによって細かいやり方は異なるため、詳しくは取扱説明書をご覧ください。

  1. エアコンをオフにする
  2. コンセントから電源を抜く
  3. 1分ほど放置する
  4. コンセントに電源を挿して、再び運転を開始する

エアコンに不具合が生じているときは修理?それとも買い替え?

2つの選択肢

エアコンを修理すべきか買い替えるべきか迷ったときは、修理にかかる金額とエアコンの使用年数をチェックしましょう。

修理費用は、不具合の内容や修理箇所によって大きく異なります。冷媒ガスの補充は15,000~25,000円程度ですが、部品交換が必要な場合は10万円以上の料金がかかる場合もあります。

また10年以上使用しているエアコンが壊れた場合は、修理するための部品の在庫がない可能性もあるのです。

そのため修理費用が高額であったり使用年数が10年を超えていたりするときは、エアコンの買い替えをおすすめします。

エアコンの効きの悪さを感じたら早めに対処しよう

エアコンにリモコンを向ける様子

エアコンが効かない原因は主に5つあります。自宅のエアコンや住環境をよく観察して早めに対処しましょう。そのまま放置していると状態が悪化し、余計な修理費用がかかる可能性があります。

経年劣化によるトラブルも考えられるため、10年以上使っているエアコンの場合は買い替えを検討してみてください。

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