エアコンがうるさい原因とは?これって故障?異音別の対処法を紹介

「エアコンがうるさい。一体何が原因なの?」「どうすれば静かになる?」と感じたことはありませんか?

室内機・室外機が発する異音の原因は、どのような音かによって変わります。例えば室内機がキュルキュル鳴っているときはフィルターやファンの詰まり、室外機からのブーンという音はコンプレッサーの稼働音かもしれません。

異音を解消したい場合は、その原因に合わせて適切に対処しましょう。そのまま放置していると、近隣トラブルへと発展してしまうケースもあります。

この記事ではエアコンがうるさい原因とその対処法を説明しています。故障している可能性が高い音についても紹介しているため、異音に悩まされている方は必見です。

目次

【音別】室内機がうるさい原因とその対処法

エアコン

室内機がうるさい原因とその対処法を5つ紹介します。エアコンから鳴っている音に近いものはあるか探してみましょう。

もし解決しない場合は、メーカーや専門業者へ相談してください。

カタカタ:部品の設置不良or虫の侵入

「カタカタ」という音は、フィルターやダストボックスが正しく取り付けられていない場合に鳴ることがあります。稀ではあるものの「カタカタ」「カサカサ」のような音であれば、虫が侵入している可能性も考えられるでしょう。

【対処法】
部品の設置不良:フィルターやダストボックスを設置し直してください
虫の侵入:電源を切ったあとエアコン本体を軽く叩き、虫を追い出します
自分で退治できないときは周囲の方にお願いするか、専門業者への依頼が必要です

キュルキュル:フィルターやファンの詰まり

「キュルキュル」とうるさい音が鳴っているなら、フィルターやファンにホコリが詰まっている可能性があります。ホコリが邪魔をして正常な動きができていない状態です。

【対処法】
フィルターを掃除しましょう。音が解消しない場合は、エアコンクリーニングを依頼してファンまできれいに洗浄してもらうことで改善する可能性があります

ポコポコ:外気の流入orドレンホースの詰まり

外気が流入している、もしくはドレンホースが詰まっているときは「ポコポコ」という音がする場合があります。

ドレンホースは本来、エアコン内部で発生した結露を室外へ排出するためのホースです。しかし室内の気密性が高い場合は、室外から室内へ空気が逆流することがあります。空気は気圧の高いところから低いところへ移動する性質があるからです。

またドレンホースに汚れがたまって結露水を排出できず、ポコポコと音が鳴っている場合もあります。

【対処法】
外気の流入:窓を開けたり換気扇を止めたりして、室内の気圧を調整すれば解消されます。ドレンホースに逆流防止弁を取り付けるのも有効です
ドレンホースの詰まり:ドレンホース内を掃除しましょう。詰まりの解消には掃除機やサクションポンプを使用します

ミシッ:熱交換器の温度変化

温度変化によってエアコン内部の熱交換器(フィン)が膨張・収縮する際に「ミシッ」のような音が発生する場合があります。電源をオフにしていても音が鳴る場合がありますが、故障ではないため安心してください。

熱交換器の温度変化でカバーがきしんだときは「パキッ」という音が鳴ります。冷房で急激に冷やされたときに発生しやすい音です。

【対処法】
うるさいと感じるときは、冷房の設定温度を上げると改善することがあります

シューシュー・シュルシュル:内部に流れる冷媒ガスの音

「シューシュー」「シュルシュル」は、冷媒ガスが配管内を循環する音です。冷媒ガスは室内機と室外機の間で熱を移動させるために用いられるガスを指します。

冷房をかけているとき、もしくはエアコンの電源をオフにしたときに鳴ることがあります。

【対処法】
故障の心配はありませんが「ずっと鳴り続けている」「以前よりも音が大きくなってきた」などの場合は、エアコンの点検を依頼しましょう

【音別】室外機がうるさい原因とその対処法

室外機

状況によっては、室外機からも大きな音が出る場合があります。室内機と同じように適切に対処しましょう。

ガタガタ:設置場所の不備

「ガタガタ」のような音は室外機の振動音です。以下のいずれかのケースが考えられます。

  • 室外機もしくは設置場所が水平ではない
  • 土台に室外機が固定できていない

室外機は重量も大きさもあります。安定していない場合は、稼働させたときにどうしてもガタガタという音が鳴りやすいのです。付近の壁やものに室外機が当たり、うるさくなっている可能性もあります。

【対処法】
設置場所や室外機が水平になっているか、しっかりと固定できているかを確認してください。移動場所を大きく変える場合は業者への依頼をおすすめします
振動を吸収してくれる「防振ゴム」を土台と室外機の間に挟むのも効果的です

ブーン:ファンやコンプレッサーの稼働音or汚れによる目詰まり

外気温によってファンやコンプレッサーに高い負荷がかかり、「ブーン」という音がうるさく感じる場合があります。

この「ブーン」は故障からくるものではなく、室外機が振動している音です。高負荷がかかることで通常よりも音が大きくなっています。

また、目詰まりが原因となり音が鳴っている場合もあります。

【対処法】
ファンやコンプレッサーの稼働音:安定した足場であること、室外機が固定されていることを確認しましょう。土台と室外機の間に防振ゴムを挟むと振動音が軽減されます
目詰まり:毛の柔らかいブラシや雑巾などで室外機を掃除するか、エアコンクリーニング業者に室外機洗浄を依頼しましょう

どのような音が鳴っていたら修理が必要?

故障したエアコン

以下に当てはまる場合は、自分では対処できません。メーカーもしくは専門業者へ修理を依頼してください。

考えられる症状
室内機キーンコンプレッサー、コンデンサーの劣化
室外機キンキン・カラカラ内部パーツの破損や不具合
室外機キュルキュルファンモーターの故障

エアコンの異音を予防するには日常的なお手入れが大切

フィルター掃除

エアコンからの音を少しでも抑えたいなら、日常的なお手入れは欠かせません。フィルターやファン、フィンの目詰まりで異音が発生する場合があるからです。

そのためフィルターや吹き出し口、室外機の表面などは自分で掃除し、1~2年に1回程度はエアコンクリーニングを依頼しましょう。汚れをためないことが、エアコンの異音予防につながります。

当社(デグース)では一台一台丁寧に洗浄しております。異音や詰まりといった気になる点もお気軽にご相談ください。エアコンクリーニングについての詳細はこちらのページからご覧いただけます。

エアコンの騒音は近隣トラブルへと発展する前に対処しよう

近隣トラブル

エアコンの異音の大きさによっては近隣トラブルへ発展する可能性があります。音がうるさく感じたら放置せず、早めに対処してください。

近隣トラブルになりやすいのは、ベランダに設置されていることが多い室外機です。音を遮るものが何もないため、異音が近隣住民にそのまま届いてしまいます。

自分があまり気にならなくても、周囲の方々にとっては大きな音と感じるかもしれません。

「室外機がうるさくて眠れない」のような注意を受けたときは、改善できるよう努めましょう。エアコンクリーニングが必要ならば、管理会社もしくは大家への相談が必要です。

使用期間が10年を過ぎているなら買い替えも検討すると良い

部屋に設置されているエアコン

エアコンが発する音には、自然現象によって起きているものもあれば汚れが原因で起きているものもあります。定期的にフィルターを掃除し、1~2年に1回はエアコンクリーニングを依頼することをおすすめします。

何か気になる点があるときは、エアコンクリーニング時にスタッフへと相談するのも良いでしょう。

また、エアコンを10年以上使っている場合は買い替えも検討してみてください。経年劣化が原因となり異音が発生している可能性があります。

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